メキシコシティに行ってきました。
4月初めにメキシコシティに行ってきました。第一に南国、暑くて、植生が独特。めちゃくちゃに車が多くてしかも凄いスピードで突進している。人々は、お巡りさんでも小柄。時々歩いていてどこを歩いているのか頭が混乱する。スペインの街のようで全然違っている。70パーセント以上が先住民とスペイン人の混血というが、時々純粋スペイン人風の白人も見かける。
樹木
お巡りさん整列
ところで何といってもテオティワカンの遺蹟が圧巻。私も月のピラミッドと太陽のピラミッドに上りました。壮大な景観。ここにあった遺物などは国立博物館に収蔵されているが、全く素晴らしい。素朴で力強い。その影響か南米全体の遺物はほぼ同じ文化圏にあることを示しているけれど、この原初の文化にかなうものはないと思った。後の他地域でいえばインカの遺物が造形的な洗練を感じさせ優雅である。
月のピラミッド前の筆者
それと私は是非とも見たいと思ってタマヨ美術館に行ったが、写真などを使った現代美術をやっていて、(その点はシケイロス美術館でも同じだったが)、これも頭が混乱するが、ヨーロッパのようでそうではない、アメリカの隣国であることを思い出させる。タマヨなど一点もなく、画集を売っているだけ。近くの近代美術館の有名なフリーダ・カーロの作品はアメリカに行っていて見られない。それで彼女の作品があるというドローレス・オルメド・パティニョ美術館に行くのに果たして見られるのかどうか確かめるのが一苦労。何しろ、英語を話す人がほとんど居ない。それを話す1人が若い女性のポン引きで、ホテルのありかを教えてもらったが、「チカノ(メキシコ系アメリカ人)が居る、ワンドリンクでいい」と誘われたけど、レディだといった。というのも私が泊まったホテルの周りはもうゲイの巣窟で夜になるとあっちでもこっちでも男同士でチュウチュウしていた。かみさんがホテルを変えたがったほど凄かった。
インフォメーションで聞いてもらったら、作品は見られるということだったので、パティニョ美術館に行ってきました、入るといきなり二羽の見事な七面鳥がその華麗な羽を広げている。この大金持ちの広壮な邸宅だった美術館は、それ自体が見物だが、しかしリベラの作品が中心で充実している。奥さんのカーロの方はさほどの人気ではなかったのだろうが、小品が中心で数も少ない。だから帰る日の前日に二人が暮らした家をそのまま美術館にした、フリーダ・カーロ美術館に道を聞き聞き行ってきました、帰りはしっかり迷ったけど、ともあれここでも画架と車椅子などはあるけど作品はわずか。しかし女性が目立ったが庭の広い変化に富んだ作りの旧住まいは超満員の盛況でした。
フリーダ・カーロ美術館
庭園
料理は高級地とされるポランコ地区で、賑わっている店に見当を付けて入ったら奥の庭のレストランに案内され他の客は影もなくおまけにフレンチレストランだった。かみさんは満足していましたが、ここでも英語を話す人(支配人)を呼んできた。
他にも国立宮殿で民族ダンスを見たり、いろいろあるけどこの辺で。実はフィラデルフィア美術館でカーロの大回顧展をやっていたんだけどねえ、そっちには行かなかった。ハハハ、やっぱりメキシコで見るのに意味がある。
ところで、やっぱり西洋にとってメキシコはエスニックで、西洋の方法でエスニックを描く画家が有名になったんだなあ、という感慨を持ちました。昔も今も西洋以外の美術はインディアン居留地の踊りのような扱い、見せ物扱いでしか認めないのではないかと。現代美術といっても西洋支配。経済と同様に我々は彼らの後塵を拝するほかに道がない。情けない。


ところで何といってもテオティワカンの遺蹟が圧巻。私も月のピラミッドと太陽のピラミッドに上りました。壮大な景観。ここにあった遺物などは国立博物館に収蔵されているが、全く素晴らしい。素朴で力強い。その影響か南米全体の遺物はほぼ同じ文化圏にあることを示しているけれど、この原初の文化にかなうものはないと思った。後の他地域でいえばインカの遺物が造形的な洗練を感じさせ優雅である。

それと私は是非とも見たいと思ってタマヨ美術館に行ったが、写真などを使った現代美術をやっていて、(その点はシケイロス美術館でも同じだったが)、これも頭が混乱するが、ヨーロッパのようでそうではない、アメリカの隣国であることを思い出させる。タマヨなど一点もなく、画集を売っているだけ。近くの近代美術館の有名なフリーダ・カーロの作品はアメリカに行っていて見られない。それで彼女の作品があるというドローレス・オルメド・パティニョ美術館に行くのに果たして見られるのかどうか確かめるのが一苦労。何しろ、英語を話す人がほとんど居ない。それを話す1人が若い女性のポン引きで、ホテルのありかを教えてもらったが、「チカノ(メキシコ系アメリカ人)が居る、ワンドリンクでいい」と誘われたけど、レディだといった。というのも私が泊まったホテルの周りはもうゲイの巣窟で夜になるとあっちでもこっちでも男同士でチュウチュウしていた。かみさんがホテルを変えたがったほど凄かった。
インフォメーションで聞いてもらったら、作品は見られるということだったので、パティニョ美術館に行ってきました、入るといきなり二羽の見事な七面鳥がその華麗な羽を広げている。この大金持ちの広壮な邸宅だった美術館は、それ自体が見物だが、しかしリベラの作品が中心で充実している。奥さんのカーロの方はさほどの人気ではなかったのだろうが、小品が中心で数も少ない。だから帰る日の前日に二人が暮らした家をそのまま美術館にした、フリーダ・カーロ美術館に道を聞き聞き行ってきました、帰りはしっかり迷ったけど、ともあれここでも画架と車椅子などはあるけど作品はわずか。しかし女性が目立ったが庭の広い変化に富んだ作りの旧住まいは超満員の盛況でした。


料理は高級地とされるポランコ地区で、賑わっている店に見当を付けて入ったら奥の庭のレストランに案内され他の客は影もなくおまけにフレンチレストランだった。かみさんは満足していましたが、ここでも英語を話す人(支配人)を呼んできた。
他にも国立宮殿で民族ダンスを見たり、いろいろあるけどこの辺で。実はフィラデルフィア美術館でカーロの大回顧展をやっていたんだけどねえ、そっちには行かなかった。ハハハ、やっぱりメキシコで見るのに意味がある。
ところで、やっぱり西洋にとってメキシコはエスニックで、西洋の方法でエスニックを描く画家が有名になったんだなあ、という感慨を持ちました。昔も今も西洋以外の美術はインディアン居留地の踊りのような扱い、見せ物扱いでしか認めないのではないかと。現代美術といっても西洋支配。経済と同様に我々は彼らの後塵を拝するほかに道がない。情けない。
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