2010-09

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ギリシャの旅 アテネの美術館巡り

 クレタから飛行機でアテネに戻ったら、地下鉄全面ストだった。チケット売り場に行って分かった。「どこかに国鉄で行ってタクシーに乗れ」というが初めての土地だから要領を得ない。後ろから来た中年の男性が通訳してくれたが、彼が自分が案内するから付いて来いといってくれたので彼について国鉄駅に行き、途中で乗り換えて、ようやくアテネのそこしかないラリサ駅に到着した。
 ぐるーっと遠回りした。彼がコロナキ地区までタクシー代が25ドルくらいというので、神経質になり、と言うのも空港からでもそれくらいの料金と案内書に書かれていたからだが、正規の乗り場から乗るタクシーの運転手に交渉したが、ギリシャ語だから要領を得ないため、弱っていろいろいったが、ようやくテンユーロと聞こえたので安心して乗った。ホテルの近くにいってタクシーの運転手とか警官とかにいろいろ聞いてくれてやっと到着したが、メーターは6.5ユーロ位だったが、決めたことだから10ユーロ払った。リオンホテル、朝食はないがキッチンも付いた広いアパートメント・ホテルである。残念ながら自炊の機会はなかった。
 翌日はデルフィに行き、最後の1日は朝から雨降りだったが、残してあった国立考古学博物館に行った。非常に収蔵品が多く充実した博物館だが、大勢の人が報告しているだろうから、私は多く触れないことにする。ただ土曜日で入場料無料だった。日本と違ってストをするけど福祉政策は進んでいるね。

博物館 ゼウス像
アテネ国立考古学博物館             ゼウスまたはポセイドンのブロンズ像 (BC460年頃)

 ここでは特にアフロディティの表現を注意して見た。日本でいえば浮世絵の女性表現を見るようなものだ。規模の大きい博物館だからさまざまなアフロディティの彫像を見比べることが出来る。中に大勢の人が関心を持ち写真に撮ったりしているアフロディティとパンとエロスの彫像があった。
 これはいってみれば今の日本でなら犯罪になる情景を表している。パンがアフロディティにエロティックに仕掛け、女神はサンダルで彼を叩こうとしている、エロスは女神に救いの手を出すという場面である。女神はサンダルしか身につけていない。それを片側脱いでいるわけだ。神様がやることだからね、ほほえましいと言うべきなのか? 古代ギリシャだってこういう事は日常的にみられたんだろうな。風俗彫刻とも言える作品。

アフロディティとパン  パンと観客
-ちょっとおじさん-アフロディティとパンとエロス、この彫像をディオニソスが先祖の神に奉納したというから、流石。 BC100年頃

 ともあれ、ギリシャの女神は皆衣をまとっていても豊満なボディの持ち主ばかりだ。ついでに生きている現代のアフロディティと並べて紹介してみよう。なんとそっくりではないだろうか? その美を褒め称えているので女性たちもこの紹介を許してくれるだろう。

アフロディティ 現代のアフロディティ  アフロディティ2 女、首無し
アフロディティ(国立考古学博物館)と現代のアフロディティ

 陶器などが大量に展示されている二階も見たのでかなり時間を取られ3時になった。その後ホテル近くのエバンゲリスモス駅に戻って、ビザンチン美術館を見る。ここはキリスト教美術のイコンを収蔵しているが、装飾的に見ても面白いと思う。それから反対側にあるシクラディック美術館で、奇妙な人像を残したシクラディック美術に特化した小規模考古物の展示だが、ちょうどルイス・ブルジョアとサラ・ルーカス、ニューヨークとロンドンからの今様現代美術もやっていたので、追加3.5ユーロを払って見る。
 ブルジョアはフェミニズムアート的な乗りのビデオもやっていたし、観客もかなり入っていた。ルーカスは綿をストッキングに詰め込んで、一見人体を思わせる有機的形態を作り、凸部を凹部に挿入して何やらセックスをほのめかすヤング・ブリティッシュ・アーチストらしい作品。私は「オ! やっと現代アートか、ホッとする」とは思わず、言語化した現代文化のデバステーション(荒廃)を感じた。リーフレットは捨てた。

ビザンチン美術館 ルーカス
ビザンチン美術館のイコン画           サラ・ルーカスの作品(シクラディック美術館)

 それから近くの現代美術館に行ったが3時まででもう終わっていた。直ぐそばの高級地といわれるコロナキ広場にも行ったが、活気はなくどうという印象も持たなかった。その後で歩いて行ったシンタグマのファッション街も、もう目を見張るような美女軍団は居なかった。休みの店も目立ったから土曜日だったせいかもしれない。
 調べておいたモナスティラキの駅前にあるサナシスというレストランに行って、私はシシカバブ、かみさんはケバブピタを注文して、ワインをハーフボトル取った。これはしかしチキンだといったが、ジュージュー焼きたて肉棒が4本もあり、美味しいけど私が3本食べたので行きすぎた。
 ホテルに帰り着くと、近所の店が閉まっていたのでビールは買えず、買ってあった果物、サクランボなどを夜は食べた。こうして、私たちの楽しいギリシャ旅行も幕を閉じたが、翌日かみさんは飛行機の時間が午後だったので、私を見送った後、ホテルのうしろにあるリカベストの丘にケーブルで登ってアテネの街を俯瞰して楽しんだそうである。 
 私はアテネ発、JFK行きノンストップ、デルタ・エアーラインで、ギリシャからイタリアの長靴のかかとのあたりからフランスへ遡り、ヨーロッパ全体を見晴るかしながら、(と言って実際に見えたのは飛行機から見える場所だけで地図の上での話)やがて雲も多くなったところで大西洋を越えた。
 写真に撮ったけどフィレンツエも、リヨンも川とか道、畑などは見えても判じ物のようでハッキリしなかったけど、ヨーロッパ縦断の体験は素晴らしかった。実はアイル側のチケットを予約したはずがなぜか窓側になってしまっていてラッキーだった。人生間違いもなくやれればいいというものでもない。

マップ リヨン
ヨーロッパ全体が見える航路図          機上から見たフランス、リヨン近辺


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