2018-04

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蔡国強展のメディアプレビュー

 21日はマサコを誘って、蔡国強のメディアプレビューにグッゲンハイム美術館に行ってきた。-6℃の特に寒い日。
 早目に着いてしまったがもうテレビカメラに囲まれて作家が挨拶していた。中央に天井からネオンの矢にハリネズミ状態に射られたアメリカの車が何台かつり下げられている。スパイラル式に上がっていく会場には、白い羽の付いた古風な矢に貫かれてハリネズミ状態の虎が何体も飛びはね、またハリネズミ状態の巨船がつり下げられている。空中を群狼が駆け抜けて、ガラスの壁にぶち当たって転がり落ちるインスタレーションがある。大きな紙に火薬で描かれた絵が並ぶ。そのほか古風な巨船の残骸が白い磁器のかけらに埋もれたインスタレーション、他にも羊皮の袋を連ねた巨大な筏のインスタレーションがある。彼のよく知られた花火のイヴェントがモニターにいくつも映し出されている。ともあれ彼は素晴らしい作品を作る。中国4千年の伝統がスケールを伴って現代文明にクラッシュする。アメリカのメディアはいっせいに彼の個展を大々的に報道している。

car.jpg 時期を失した、舞台1   tiger72.jpg 時期を失した、舞台2


 帰りにイーストビレッジのめんちゃんこ亭でマサコはラーメン、私はカツカレーを食べた。さて、けれど私は彼のようなプロモーターの才能はない。私は画師だから「手」で描くしかない。なぜアメリカにいるのかと思いながら。アメリカの現代美術の現場では手が生み出す質は、矢でハリネズミ状態に射られた虎がそのメタファーだといってもいいだろう。

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テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術

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