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2023-09

ランチ・トリップ(2)-ハーレムのレッド・ルースター・レストラン- Red Rooster Harlem

125丁目、駅のそばのレッド・ルースター。美味しい料理を食べさせる。ベルジアンのエールを注文したら、品切れで別のビールをサービスしてくれた。三人で行ったがビール、デザートも取って、一人チップ込みで30ドル以内だった。3時半に出てまだ時間があるつもりで、周辺の歴史的ビルディングを撮影し、おまけに96丁目のセントラルパークで一休みして、夕方ソーホーのOKハリスに行ったら、もう閉まっていて郷津雅夫さんに会い損ねた。展覧会はまだ見られるけど彼に会えない。オープニングは6時からと思い込んでいた。年取ったせいじゃない、昔から私は時々お世話になった方の大事なレセプションに出損ねた。

125th st フライドグリーントマト
125丁目地下鉄駅を出たところ        フライドグリーントマト

スモークドトラウト ヘルガのミートボール
スモークドトラウト            ヘルガのミートボール

満員の店内 デザート
午後3時頃に満員の店内           ダークチョコレートチーズケーキ

レッド・ロースター
レストラン・レッド・ルースター



テーマ:海外食生活 - ジャンル:海外情報

日影 眩マガジン・カバー・シリーズ「ニューズウィーク2003.2.3号-戦争に夢中」-ニューヨークのノー・ウオー展-

 この作品は今では廃刊になってしまったニューズウィーク誌の表紙を絵にしたものだ。当時は写真や活字を絵にすることで活性化すると言う考えで雑誌の表紙を絵にしていた。
 ニューヨークからメトロノース鉄道で1時間半掛かる、ピークスキルの街全体を会場にした地元アーチストも参加する二日間のアート展で、この絵を発表した(2003年9月)。  
 初日土曜日かみさんも一緒に搬入して映画館の廊下での飾り付けに立ち会い、映写されている映像作品を見て、さまざまな店のショウウインドウや民家を会場にした他のアーチストたちの作品を見て回って、街を見物した。
 翌日の日曜日は、ニューヨークから仲間を引き連れた友だちや、アーチストたちも来て、アートショウを見て回り、レストランで食事もして交流したのだが、なぜか会場の映画館は鍵が掛けられて開かず。もう開催時間も終わって、搬出する時になったらようやく映画館には入れて、友だちも辛うじて見ることができた。

Newsweek Hell bent 735pix
Gen Hikage Newsweek 2003.2.3. acrylic on canvas 2003 日影 眩「ニューズウィーク」2003年2月3日号 戦争に夢中 フセインを攻撃することが本当に私たちを安全にするのか?

 キュレーターがその会場にいわばアンチ・ウオー、アンチ・ブッシュの作品を飾り映写したのが原因と思われたけれど、キュレーターもそのことについて一切説明せず、メインの日曜日にはるばるニューヨークから来た人たちや、来ると言っていた画廊主など来たはずのアート関係者にも見せられなかった。
 館主が共和党員だったのではないかと推測をして、アメリカという国の実体を垣間見た気がした。それにしてもアメリカのメディアは表紙を使って反戦の意志を表していたんだなと思う。それが出来たところにアメリカ民主主義の健全さも感じる。戦前の日本ではあり得なかった。
 結局私はこのシリーズの作品を、ニューヨークでは発表できなかった。ただその後数年、イスラム系の画廊と思われる画廊からポリティカルな作品展の案内状が来ていた。関係があったかどうか今となっては分からない。けれど当時今は無くなったその画廊以外、イラク侵攻の時代に、それを批判するような展覧会はニューヨークでは他に開かれなかったと思う。
 このシリーズは2006年に東京のギャルリー・ヴィヴァン個展で一部を発表し、末弟がワールドトレードセンターが炎上する表紙の「ニューヨーク・マガジン誌-9.11」を買ってくれたけれど、大して注目されず、この後、写真を絵に描き変える考えは持続したが、ニューヨークの街を自身で撮った写真を元にするシリーズに転換した。

I could show this painting only on Saturday in September 2003 in Peakskill Project, Two days Group Exhibition at Paramount Theater in Peakskill New York. Next day, Sunday, the possessor of the theater locked the theater doors all day long. I did not know why, but all the art works and a film showed at the theater were describing the antiwar.

テーマ:絵画・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

蒲焼きを作るの記

マーケットの魚屋がウナギを売っていた。はじめての事で中小2匹買った。ウエブで調べてやったのだが,1匹目は包丁が切れないせいもあるが,骨が上手く取れなかった。それでも何とか串に刺してサンヨーの魚焼器で焼いたが、手引きに焼け焼け,タレはまだまだ付けるな、などと書いてあるので、焼きすぎて失敗し,まるで干物のようになってしまった。今日は中サイズのウナギで勝負だが,包丁を何度も研いだせいもあり何とかさばけた。串にも上手くさせて,ご覧のように焼き方もほどほどにして,レッドワイン(キャンティ)も買ってきて,食べたら美味かった。何というか素朴な美味さだ。ただみりんと醤油を半半にして,焼いた骨を入れて煮込んだタレが砂糖を入れないせいか一寸辛かった。二切れ残して全部食べてしまった。今週も売っていたら,今度は大きいウナギで試してみようか? トマトを切ってみたら包丁がメチャ切れるようになっていた(笑)。思い出した。この頃中国産だと嫌だと思ってサンライズマートで蒲焼きを買わない。それで山椒を切らしていた。残念。
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テーマ:今日の晩ご飯 - ジャンル:グルメ

日影 眩の擬人化作品「グラデュエーター」アクリル 2001年

「グラデュエーター」、前の「再生」に続く作品。未発表。ここでもスカジ・アダプターが花になり、パナソニックの電池が蜻蛉になったりしているが、発想の段階では擬態と言うことも考えていた。生物が工業製品を装う。何か人工物があると思っていたら、それが動く。この年のアカデミー賞が「グラデュエーター(剣闘士)」だった。この頃本名で売り出そうか(笑)と考えていた。それでカタカナで本名のサインが残された。今見るとそんなに悪くないか? と思う。

グラデュエーター

Gen Hikage "Graduator" acrylic on canvas 20x24inches 2001

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

日影 眩の擬人化作品「再生」アクリル 2001年

 この作品「再生」はニューヨークに来て5年目、ようやく新しい環境にも慣れて、その環境に基づいた作品を作り始めていた時代の、アレゴリーシリーズの最初の作品。未発表。

 東京に比べてブルックリンはゴミの多い環境に思えた。自分を取り囲んでいる器物を擬人化して生き返らせたいという欲求が生じていたと思う。

 このシリーズを見たある人がサイン帳に残した短い言葉 "Nice. I Alway Enjoy Inanimate Object Coming to Life."(いいね。私は何時も無生物が生き返るのを楽しみます。)にヒントを得て、展覧会の後、器物に眼や羽や手脚を加えることではなく、絵を描く事が対象を蘇らせることと考えて、写真も活字も無生物と捉え雑誌の表紙シリーズに進む。

 写真を絵に描き変えるという今の方向がそこから生まれたのだが、考えて見るとそれはそもそも大昔から絵画の機能だった。ただ実物のように描く事が歴史的役割だっただけではなく。生き物の痕跡が眼に与える生気・安らぎと言うものが大切だった。けれど西洋は機能性と効率を重視して機械を優先し絵画を葬ろうとしている。あなたは常に無生物が蘇ることを楽しみにしてきたはずだ。

 ここには今では消えたスカジケーブルが描かれている。また羽は当時落ちた旅客機の機体の残片である。

再生

Gen Hikage "Reproduction" acrylic on canvas 20x24in 2001

テーマ:絵画・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

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